結論:文字列・カテゴリのような「切り口」を分析したいならカスタムディメンション、独自の数値を指標として扱いたいならカスタム指標を検討します。ただし、まずGA4の標準ディメンション・指標で代用できないか確認するのが基本です。

ディメンションと指標の違い

種類役割例
カスタムディメンションデータを分類・比較する切り口会員種別、クリックした要素名など
カスタム指標独自の数値を集計する独自スコア、数量など

イベントパラメータとの関係

GA4ではイベントに追加情報をイベントパラメータとして送れます。ただし、独自パラメータの値をレポートや分析面で継続的に使うには、用途に応じてカスタムディメンションやカスタム指標として登録する必要があります。

たとえば`button_type`という文字列パラメータで押されたボタン種類を比較したい場合はイベントスコープのカスタムディメンションが候補です。数量や金額以外の独自数値を集計するならカスタム指標を検討します。

主なスコープを整理する

  • ユーザースコープ:ユーザープロパティに基づく分類
  • イベントスコープ:個々のイベントパラメータを分類
  • アイテムスコープ:eコマースのitem単位の追加情報
  • カスタム指標:数値のイベントパラメータを指標化

作る前に標準項目を探す

Google公式も、既存の標準ディメンション・指標を使えるなら先にそちらを使うことを推奨しています。すでに`pagePath`やデバイスカテゴリのような標準項目があるのに同じ意味のカスタム定義を作ると、管理が増え、割当上限も消費します。

登録後すぐ数字が揃うとは限らない

Google公式ヘルプでは、カスタムデータを送信してカスタム定義を作成した後、レポートで利用できるようになるまで24〜48時間程度かかる場合があると案内しています。また、カスタム定義を作る以前のデータをどのように扱えるかは、利用するレポートや保存済みデータの条件を確認する必要があります。

高基数に注意する

ほぼ毎回異なる値になるID、タイムスタンプ、完全URLのような高基数データを不用意にカスタムディメンションへ登録すると、標準レポートで`(other)`へ集約されるなど分析しづらくなる場合があります。分類軸として本当に必要な粒度かを確認します。

  1. 標準項目で代用できないか確認
  2. 知りたい問いを言語化
  3. 文字列ならディメンション、数値なら指標を検討
  4. スコープを決める
  5. 送信値と登録名を対応させる
  6. 24〜48時間後を目安にレポートで確認

GAPocketで確認できる範囲

現在のGAPocketコード監査では、Google Analytics Admin APIから登録済みのカスタムディメンションとカスタム指標のメタデータを読み取るサービスを確認しています。またイベント分析では、登録済みのカスタム定義を通じて使える情報を扱う経路があります。

一方、監査済みOAuthスコープは読み取り用途です。GAPocketからカスタムディメンションやカスタム指標を新規作成・編集・アーカイブする機能は確認していません。設定作業はGA4側の管理機能の範囲です。

よくある質問

イベントパラメータを送れば自動で分析できますか?

標準で用意されたものを除き、任意パラメータを継続的な分析軸として使うにはカスタム定義が必要になることがあります。

カスタムディメンションは多いほど便利ですか?

いいえ。管理コスト、上限、高基数の問題があるため、実際に意思決定へ使う項目へ絞る方が安全です。

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参考資料